深く考える 豊かにひらく「強い個」の働く意識をつくる人財教育
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ほんとうに豊かな発想は、
豊かにものごとをつかむところで起こる。

ほんとうに深いモチベーションは、
深い思索から湧く。

ほんとうに強い仕事・キャリアは、
強い内省が支える。


『コンセプチュアル思考の教室』
みなさんがほんとうは大事だと感じながら、でも、
日ごろの多忙な仕事生活で置き去りにしている
「じっくりと本質を考える力」を養うサイトです。

 

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「コンセプチュアル思考(conceptual thinking)」は、すでに一般的な定義がされているものではありませんが、ひと言で表現すると

「その物事が何であるかをとらえる思考」です。


「コンセプト」というと、何か企画を起こすときの軸となる考え方を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、それは狭い意味で、この語は本来「つかむ・内に取り込む」という意味を持っています。
 

私たちは感覚器官を通して物事からさ
まざまな情報や信号を受け取ります。
そして何かに意識を向けた瞬間、
過去の経験や知識と照らし合わせて、
それが何であるかをつかもうとします。

さらには、物事の奥にひそむ本質や原
理をみようとしたり、物事に意味を与
えたりします。そうしたことを繰り返
すうちに、私たちは自分の中に「観」
(=ものの見方)をつくっていきます。

これら人間の広く深く豊かな認識活動をカバーする言葉が「コンセプチュアル」です。


 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 

抽象する

では、「成功」や「失敗」ということを例にとって説明しましょう。
私たちはそれぞれに頭の中で「成功」がどんなことであるか、「失敗」がどんなことであるかをつかんでいます。それは以下にあげるような“コンセプチュアルに考える”ことを通してつかんできたといえます。

私たちは生きていくうえで、ことがうまくいったり、いかなかったりすることを経験します。また他人も同じようにうまくいったり、いかなかったりする様子をみます。

そこから、ことがうまくいくときの要素は何だろう、うまくいかないときの要素は何だろうと考えます。
 

こうした要素を引き抜いてそこにある本質や共通性を見出そうとすることを
「抽象(ちゅうしょう)」といいます。抽象はコンセプチュアル思考のひとつです。

定義する

成功や失敗についての本質や共通性を見出すと、
私たちはそれにもとづいて
「成功とはこういうことである」
「失敗とはこういう状態のことをいう」
といったように自分の中で定義します。
定義もまたコンセプチュアル思考のひとつです。

原理を見出す

また、私たちは
引き抜いた本質・共通性にもとづいて
法則や原理を見出そうとします。
これもコンセプチュアル思考のなせるわざです。

パターンに分ける

本質や共通性をとらえると、
成功や失敗にはいろいろなパターンがあること
がみえてきます。
「成功A型」「成功B型」・・・
「失敗パターン」X、Y、Z・・・など
類型化もコンセプチュアル思考のひとつです。

構造的にとらえる・図にする

ある場合には、
本質的なことを構造や図で表わすこともするでしょう。
そうしたモデル化
コンセプチュアルに考えることのひとつです。

具体的に展開する

私たちはこうしてとらえた成功や失敗を現実生活のうえで生かそう
とします。
具体的な行動として展開するのもコンセプチュアル思考の一部です。

観をつくる

私たちは長く生きていく間で、成功や失敗ということを図のように
抽象化→概念化→具体化のサイクルで包括的に認識していきます。
そしてやがて自分なりの「成功観」ともいうべきものを醸成します。

包括的に物事をながめ、観をつくる。
これもまたコンセプチュアル思考に含まれます。
 

意味を与える

私たち人間は物事に意味を与える動物です。
大失敗をしてしまったとき、そこに何らかの意味を与えようとします。
これもコンセプチュアル思考によるものです。

理念を立てる・ビジョンを描く

どういった理念・ビジョンのもとにチームは成功を目指すのか。
リーダーにとっては大事な仕事のひとつですが
これを行なうにもコンセプチュアル思考が必要です。

           ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


このように「コンセプチュアル思考」は広い範囲の、そして深さをもった思考です。だれしも「成功」や「失敗」の辞書的な意味は知っています。しかし、それらをどれだけ深く強く豊かにとらえているかは千差万別です。試しにいま、あなたを含め周りにいる人たちに次の作業をしてもらってください。


「成功(もしくは失敗)とは何であるかを一行で表現しなさい」


……おそらく出てくる表現は、深いものもあれば浅いものもあり、強いものもあれば弱いものもあるでしょう。豊かな答えもあればやせている答えもあるでしょう。それは人それぞれに経験の質・量が違い、そこから「何かをとらえて意や念、観にする」というコンセプチュアルな能力に差があるからです。
 

本質を洞察すること、概念を形成すること、本質を豊かに応用展開すること、分厚い観を醸成すること―――これらが「コンセプチュアル思考」です。

 

「コンセプチュアル思考」についてもっと知りたい方は 


企業の人財育成ご担当の方は

コンセプチュアル思考とは何か?